ライトコインをマイニングするためにはハードウェアとソフトウェアを揃える必要があります。既にPCがあればソフトウェアをインストールするだけでマイニングを始められますが、効率的に行うためにはマイニングに向いたPC環境を整えることが大切です。
まず、PCはメーカー品ではなく自作することがおすすめです。マイニングではGPU性能が効率を大きく左右するため、メーカー品に搭載されていないハイスペックなビデオカードを用意するべきなのです。そのため、自作でなければ効率の良いPCを手に入れることが出来ません。続いて、PCにウォレットをインストールします。
ウォレットは財布の役割を果たすソフトウェアで、ライトコインの公式サイトからダウンロードできます。次に他のユーザーとネットワーク上で効率的な共同作業を行うためのプールマイニングサイトのアカウントを取得し、あとはマイニングツールを起動すれば採掘作業を始められます。
この方法はライトコインだけではなくBitcoinをはじめとする他の仮想通貨でも大きな違いはありません。
仮想通貨を採掘するときのコストの考え方
ライトコインやBitcoinといった仮想通貨をマイニングするのは、利益を出すことが目的である場合が多いです。しかし、採掘に必要なコストを考慮しなければ、どんなに多くのコインを集めたとしても収支がマイナスになってしまうのです。
まず、採掘するために必要なPCの購入費用です。PC本体は流用したとしてもビデオカードは新たに購入しているはずで、費用が発生します。
さらに、高性能なPCは消費電力も高く、マイニングするために一日中稼働させていると瞬く間に電気料金が上がっていきます。
また、取引所で取引される仮想通貨の価値は日々変動しており、入手したコインの価値も同じく変動することになります。
加えて、仮想通貨は米ドルとの取引しか行われていないため、日本においては日本円と米ドルの為替レートも考慮しなければなりません。こういった事情を踏まえると、コスト以上の利益を出すことは非常に難しいのです。
相場は自分の力で変えられないため、マイニングで利益を出すためには日々の運用コストを削減することが大切です。PC関連の記事を参照して消費電力が少ないパーツを選ぶといったことが有効です。